山を守り、道を継ぐ。八王子・高尾に生きる三世代の物語。
アイアン・パス・クレストは、2012年、高尾の谷あいに小さな鍛冶場を構えたことから始まりました。創業者の祖父の代から受け継がれてきた鉄工の技と、地元の石工が守り続けてきた石積みの知恵。その二つを一つの仕事として結び直したいという、ささやかな願いが出発点でした。
以来、私たちは奥多摩・高尾の山域に眠る古道を一本ずつ歩き、崩れかけた石段を積み直し、朽ちた手すりを鍛え直してきました。急がず、飾らず、山の時間に合わせて。それが私たちの流儀です。
見えない場所こそ手を抜かない。歩く人の安全と信頼を、地道な仕事の積み重ねで守り続けます。
一本の手すり、一段の石にも、何十年と使われ続けるための技術と時間を惜しみません。
山に手を加えるのではなく、山に寄り添う。地形と素材の声に耳を傾けることを大切にしています。
山を守る三世代――祖父の鍛冶の技、父の石積みの知恵、そして今を生きる私たちの手。世代を超えて受け継がれてきたものづくりの精神が、私たちの仕事の根っこにあります。誰かが去った後も、道は残る。だからこそ、私たちは丁寧につくります。
アイアン・パス・クレスト株式会社は、東京都八王子市を拠点に、奥多摩・高尾山域の稜線トレイルの維持管理と鉄工・石工の技術継承を行っています。